2016年11月19日

脳の造影CT検査を受けた経験

脳出血で入院した時、出血の原因を探るために脳の造影CT検査をすることになりました。以前にも造影検査は卵巣撮影の時に経験があったので、それほど緊張していませんでしたが、脳の検査はまた別ものでした。
脳の造影CT検査の場合、造影剤は動脈から挿入します。手首から入れると聞いて、とても不安な気持ちなりました。手首の動脈を切ると死んでしまうのではないかと思ったからです。ですが、そんな不安はすぐにふっとんでしまいました。そんな不安もふっとぶぐらいの激痛との戦いだったからです。
動脈は命にも関わる大切な器官なので、周囲に痛みを感知する神経が多く配置されています。そのため、痛みに対してかなり敏感に反応します。造影剤を入れるための針は少し太いので、動脈血管に入れる時にとても激痛が走りました。手首は痛いと申し出たら、足の甲から入れることになりました。しかし、足の甲もかなりの激痛でした。結局手首から入れることになりました。針を入れるだけでも20分近くかかりました。
針が入ってしまえば、造影剤を流す時の温かさを感じるぐらいで痛みはなくなりました。針を入れる痛みに耐えて造影検査を終えたことには、全身汗びっしょりになっていました。脳の造影CT検査は、出来ればもう受けたくないと思った検査でした。